夏競馬は難しい（7）

今日は、夏競馬最大の楽しみ、札幌記念です。

小倉では短距離重賞、北九州記念もありますが、今日は迷わず札幌記念のみを買ってみたいと思います。

上位人気は、1番人気に菊花賞、天皇賞・春勝ちのフィエールマン、2番人気が昨年のダービー馬のワグネリアン 、3番人気に昨年の有馬記念勝ちのブラストワンピース。

3頭のG1馬はいずれも4歳馬。フィエールマンは一戦ごとに間隔を開けて使わないと体質的に弱かったことから昨年の春はクラッシックに参戦せず、ワグネリアンとはここが初対戦。皐月賞馬のエポカドーロはいませんが、ここはG2とはいえ、G1並みのメンバーで楽しみなレースです。

少し離れた4番人気には昨年のこのレースの勝ち馬サングレーザー。G1勝ちはまだないものの、昨年は札幌記念を勝った後、天皇賞・秋でレイデオロの2着に好走。前走安田記念では5着。ここは、秋に向けて良い結果を出したいところでしょう。

5番人気には、前走ヴィクトリアマイル3着のクロコスミア。6番人気に一昨年のマイルチャンピオンシップ勝ち馬、ペルシアンナイトです。

7番人気以下は、単勝人気も20倍以上。上位人気馬へ期待が集中していますね。

9番フィエールマンは、6戦4勝2着2回。勝ったG1が3000m級なので、中距離適性がどうかとか、2着に敗けたレースが福島、中山なので、小回り適性がどうかとか言われますが、0.1秒差とタイム差なしの2着。菊花賞以前は1800ｍ戦を3戦2勝2着1回。これで距離適性や小回り適性を不安材料にあげるのは、ちょっと重箱の隅をつつくに等しい気も個人的にはします。ルメール騎手の引き続きの騎乗で、あとは状態次第かと。

12番ワグネリアンは、ダービーを勝った後、秋の神戸新聞杯を勝利。天皇賞・秋に向かうと思われましたが、長期休養に入っての今年の大阪杯3着以来の競馬です。デビューから3連勝で早くから期待されていた馬ですが、弥生賞2着、皐月賞7着と中山では勝ちきれず、小回り適性を云々言うのなら、こちらの方にやや不安を感じます。今日はどうでしょうか。

1番ブラストワンピースは、有馬記念勝利後、大阪杯1番人気に支持されながら6着、続く目黒記念では、ハンデを59キロ背負って8着と惨敗。凱旋門賞挑戦の話もありますが、ここは好走をしないといけないレースです。ここまで池添騎手が乗ってきましたが、今日は川田騎手へ乗り替わり。これはプラス材料との見方も多いでしょう。

変わったところでは、唯一の3歳馬ランフォザローゼスが7番人気。1勝馬ですが重賞2着が2回ありで、ここは斤量も54キロで参戦。このメンバーでどこまで善戦できるでしょうか。6番枠です。

2番クルーガーは豪州遠征以来の競馬。豪州G1であのウィンクスの2着ですから侮れません。日本でも好走を見せてくれるか楽しみです。

順調に使われている3番ステイフーリッシュ、同じ藤沢和厩舎ならランフォザローゼスより人気のない8番ゴーフォザサミットも面白そう。

一昨年の札幌記念勝ち馬、13番サクラアンプルールは、そこそこの重賞でなら人気になる馬ですが、今日は12番人気。横山典騎手で一発ありますか。

良いレースを期待しつつ、ここは手広く考えたいと思います。

今日の来ちゃダメ馬は、4、5、7番。

北九州記念は、本日は見るだけです。高配当はこちらの方が期待できそうですが。

4連勝中のミラアイトーンが1番人気で56.5キロのハンデ。5連勝中の3歳馬ディアンドルは52キロで出走です。今のところ4番人気。どちらが連勝を伸ばしますか。