三連複でどうだ!

いつになったら当たるんだ!

いよいよG1!スプリンターズS

今年ももうこの時期がやってきました。

今週はこの秋、最初のG1、スプリンターズSです。良いレースを期待したいですね。今年は、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンに人気が集中するかと思いきや、差のない3番人気にモズスーパーフレアがいます。

前売りでは、タワーオブロンドンが単勝3.2倍、ダノンスマッシュ3.6倍、モズスーパーフレア3.7倍と接近した単勝人気。4番人気のディアンドルが9.8倍。10倍以下はこの4頭だけ。直前までオッズはどう動くかわかりませんが、その他の馬は、人気では少し離れます。

 

タワーオブロンドンとダノンスマッシュは共に中山は初コース。コース適性、実績でモズスーパーフレアの中山1200mでの4戦3勝2着1回は人気上位もうなずけます。

タワーオブロンドンは、前走の勝ちっぷりからもっと人気になるかと思いましたが、函館SSキーンランドCセントウルS、そして今日のレースと藤沢和厩舎にしてはレース間隔も詰まっての参戦。そのあたりが不安材料のひとつになっているのでしょうか。

レース間隔を十分にとることが多い藤沢和調教師ですが、この使い詰めな感じを状態が良いと判断するか、無理があると見るかで予想も変わってきます。

凡走したのはマイル戦の2度。早くからルメール騎手が距離は短いほうが良いと言っていたようにマイルG1では結果が出ずでしたが、1400mのG1がない以上、G1を勝つにはここを狙うしかない。ここまで1200m戦を3戦続けたのが、ここを目標に想定通りであったとするなら結果を出したいところです。

函館SSキーンランドCでは、少しモタモタする感じが見られましたが、前走の勝ちっぷりと時計は、この距離でも大丈夫と思わせるに十分でした。初コース、ローテーションを不安材料と見るかがポイントかと。グランアレグリアの回避で鞍上も一旦は決まっていた浜中騎手からルメール騎手が引き続き乗れることになったのはプラス材料。この馬がここで着を拾いにいくような競馬に意味なしです。

 

もう1頭の有力馬、ダノンスマッシュは、春の高松宮記念を1番人気で4着と期待を裏切りましたが、今回は、タワーオブロンドンに快勝した前走キーンランドCから引き続き川田騎手が騎乗で今度こそG1をの期待が高まります。川田騎手も昨年のファインニードルに続いてこのレース連覇がかかります。

1200m戦では安定した成績で6戦4勝2着1回のダノンスマッシュですが、重箱の隅をつつけば速い時計での勝ちがないところでしょうか。1.07.5の高松宮杯は4着どまり。勝ったレースでの一番速い時計は昨年の京阪杯での1.08.0が最速です。馬場差もあるとはいえ、今日はモズスーパーフレアがいるのでそう遅い時計になるとは考えにくい。中山コースも初で、そのあたりが強いてあげるなら不安材料になりますか。このレースのレコードタイムはお父さんのロードカナロアが出した1.06.7。一気にタイムを縮めてG1奪取となるでしょうか。

この2頭の勝ち負けですんなり3着探しとというわけにもいかないのがG1レース。人気薄もよく馬券に絡むのがこのスプリンターズSです。

 

3番人気のモズスーパーフレアはスピードのある逃げ馬で、前述のとおり中山1200mの実績は抜群です。逃げ切ってしまう可能性も大いにあります。中山での3勝は勝ち時計が1.07.0が2回(うち1度は稍重でのタイム)、1.07.1が1回と、ここで3番人気になるのはさすが競馬ファンはよく知っているという印象です。

春の高松宮記念では2番人気15着といいところなしでしたが、良績のない左回りだったことを思えば、ここは素直にコース適性を好材料と見るべきですが、この馬も重箱の隅をつつけば、中山で勝った3勝のうち、武騎手が2勝、ルメール騎手で1勝です。中山で2着に敗けた時は北村友騎手でタイムも1.08.1。この馬の能力をうまく引き出す鞍上が必要なように思います。今日の松若騎手は、デビューから4戦連続騎乗、そして前走の北九州記念で手が戻り4着。勝ったのは新馬勝ちの1勝のみで、そのほかではこのコンビで馬券圏内がありません。果たして今日はどうでしょうか。

この馬が逃げる展開は大方の見方でしょうが、同型の逃げ馬には人気薄のラブカンプー(昨年の3着馬)、マルターズアポジー、前走では控える競馬をしたイベリスといるので、人気薄が玉砕覚悟の逃げに出た場合、松若騎手がどうさばくかも注目です。

4番人気には、3歳牝馬のディアンドル。ここまでデビューから7戦して5勝2着2回。連対を外したことはありません。新馬戦の2着後、5連勝。前走、初重賞、初古馬との対戦だった北九州記念でも2着に好走で、今後の活躍が期待される1頭です。スプリンターズS牝馬の好走がよくあるので、ここは一気の相手強化でも人気を集めました。中山1200mも2才時に2戦2勝とコースには問題がなさそうです。楽しみですね。鞍上は藤岡佑騎手。

ここまでが単勝10倍以下。午前中の現時点でのオッズは、タワーオブロンドンが3.2倍、ダノンスマッシュが3.3倍。これはどちらが1番人気になるかわかりません。モズスーパーフレアが5.3倍と少し後退。ディアンドルが7.9倍と前売りより買われています。

 

以下の人気では、5番人気にリナーテ。今年に入って好調で、ここまで重賞では2着2回、3着1回、オープン特別1勝。馬券圏内を外していません。

京王杯SCではタワーオブロンドンの2着。前走キーンランドCでは、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンに次ぐ3着。5番人気も妥当な評価かと。中山は昨年のターコイズSで7着。これはマイル戦なので距離の問題もあったかもしれません。今年は、1400m、1200mと短距離路線で活躍。今年の4戦は武騎手で重賞を2着2回、3着1回。ルメール騎手でオープン特別を1勝です。今日は、武騎手がファンタジストに騎乗で三浦騎手に乗り替わり。その三浦騎手でターコイズS7着でした。鞍上の手が落ちた感は否めません。乗り替わるなら、騎乗機会5度で3勝、2着1回の藤岡康騎手が良かったのでは?と思いますが・・・。

ここまで上位人気5頭は、いずれもG1勝ちがまだありません。ですが、このレース、G1馬が3頭出走しているのも忘れずに。

人気を落としたのは、前走セントウルSで凡走した春の高松宮記念勝ち馬ミスターメロディ。良績が左回りに多いことと、やはり前走のレースっぷりが期待外れだったこともあり、ここはスプリントG1春秋連覇がかかるものの6番人気まで落ちました。

一昨年の高松宮記念勝ち馬セイウンコウセイは、今年の高松宮杯でも12番人気で2着に好走。大波乱の一役を買いました。ですが、スプリンターズSでは、一昨年、3番人気11着、昨年、8番人気12着とさっぱり。中山1200mが合わないのか、ほかでも凡走がある馬なのでたまたまなのか難しい馬です。とはいえG1勝ち馬には違いなく、初めから予想の対象外とするわけにもいきません。現在8番人気。

そして、忘れてはいけない桜花賞レッツゴードンキー。もう7歳となりましたが、一昨年は高松宮記念スプリンターズSを共に2着。昨年も高松宮記念2着があり、今年の春は、初戦を阪急杯2着と、まだまだ走れるところを見せています。岩田騎手の一発はあるでしょうか。現在9番人気です。

 

前走セントウルSで復調気配を見せた3才馬ファンタジストは、春シーズンを皐月賞13着、NHKマイルC13着。前々走北九州記念では14着惨敗でしたが、前走はタワーオブロンドンの2着。今日は鞍上が武騎手に戻り、大外枠からどんな競馬を見せるか。現在7番人気。

同じく前走セントウルSで3着に好走の3歳牝馬イベリスは、マテラスカイがいたこともあって控える競馬で3着。鞍上も主戦の浜中騎手がグランアレグリア回避の影響でタワーオブロンドンへの騎乗予定が変更となり、引き続き乗れることになったのはプラス材料。スプリンターズSは3才牝馬の人気薄も侮れません。現在10番人気。

短距離重賞2勝のアレスバローズは11番人気、北九州記念でディアンドルを負かしたダイメイプリンセスは、昨年のスプリンターズS4着馬。現在12番人気。

 

G1レースは、人気薄の買える要素を拾うことも忘れずに、今日もがんばりたいと思います。

 

ヤフオク! 2019年11月度 出品マスター ブロンズ